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Channel: art-index : Art Exhibitions

ハプスブルク帝国の栄光 華麗なるオーストリア大宮殿展

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宮殿はその国の代表的な建築であり、美術品の宝庫です。本展では、ハプスブルク帝国の栄光を象徴するウィーン王宮のコレクションから、皇帝・皇后ゆかりの絵画・彫刻、家具など各種調度品、そして服飾・宝飾品などをご紹介します。さらに王宮のほか、シェーンブルン宮殿やベルヴェデーレ宮殿などの建築や庭園の美を、映像資料を駆使してご紹介します。数百年にわたってヨーロッパに君臨したハプスブルク帝国の真髄に迫る機会となることでしょう。 ハプスブルク帝国の栄光 華麗なるオーストリア大宮殿展 《皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の肖像》  1854年頃 油彩・画布 オーストリア王宮家具博物館蔵 ハプスブルク帝国の栄光 華麗なるオーストリア大宮殿展 《シェーンブルン宮殿の室内画(駿馬の間)》  ルドルフ・フォン・アルトおよびフランツ・ハインリッヒの水彩画によるリトグラフ  1860年頃 オーストリア王宮家具博物館蔵

ボルゲーゼ美術館展

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ボルゲーゼ美術館はイタリア、ローマ市北東部の広大なボルゲーゼ公園に位置し、名門貴族であったボルゲーゼ家歴代のコレクションで知られており、世界に名だたるルネサンス・バロック美術の宝庫と言われています。 本展は、その珠玉のコレクションから選ばれた、ラファエロやボッティチェリといったルネサンスを代表する巨匠をはじめ、バロック絵画の先駆けであり、「最初の近代画家」とも言われるカラヴァッジョ、そしてジャン・ロレンツォ・ベルニーニら、文字どおりイタリア美術の最盛期を概観できる内容となっています。 ボルゲーゼ美術館展 カラヴァッジョ(本名:ミケランジェロ・メリージ)《洗礼者ヨハネ》1609-1610年 今回はボルゲーゼ美術館のコレクションを日本でまとめてご紹介する初めての試みであり、その多くが日本で初公開の作品です。 15世紀から17世紀まで、歴史の推移に沿って作品を見ていただくことで、"輝ける時代"に展開した「表現の変換」をわかりやすく理解できる構成とします。またローマ教皇と枢機卿を輩出したボルゲーゼ家の歴史に加え、17世紀に建てられた「ヴィラ・ボルゲーゼ」を現在も展示室とする、美術館の壮麗な建築もご紹介します。 ボルゲーゼ美術館展 ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ《シピオーネ・ボルゲーゼ枢機卿の胸像》1632年 カラヴァッジョやベルニーニのパトロンであった枢機卿シピオーネ・ボルゲーゼと彼を起点に築き上げられたボルゲーゼ・コレクション誕生の背景を知ることは、ルネサンスからバロックへと至る、歴史上まれに見る時代のうねりと、固有の文化の在り方を日本の鑑賞者が理解していく、得がたい機会になることでしょう。 およそ250年にわたるイタリア美術の流れを、約50点の名品の数々によってご覧いただく本展は、ラファエロの《一角獣を抱く貴婦人》をハイライトに、カラヴァッジョという「異端者」とその追随者(カラヴァジェスキ)たちが登場する終盤に向けて、われわれに忘れがたい印象を残すものになると確信しております。 展覧会公式ホームページ:http://www.borghese2010.jp/

聖地チベット―ポタラ宮と天空の至宝―

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平均標高4,000メートルを越えるチベット高原では、その厳しい自然条件の中にあっても古くから農業や牧畜に従事しながら人々が暮らしてきました。7世紀には吐蕃(とばん)王国が成立し、その最盛期(8?9世紀)には西域にまで領土を広げ、唐の都・長安に攻め込むほどの勢力を誇りました。その後チベットは、インドで発展した後期密教を取り入れながら、中国を通じて日本に伝わった密教とは大きく異なった密教を発展させました。そして元・明・清の歴代中国王朝とも密接な関係を持ちながら、豊かで独自な文化を育んできました。 聖地チベット―ポタラ宮と天空の至宝― 弥勒菩薩立像 11?12世紀 (東北インド パーラ朝) ポタラ宮蔵 【国家一級文物】 この展覧会ではチベットの成立にはじまり、チベットで発展した独特の魅力あふれる仏像・仏画などの密教美術、歴代王朝との交流を示す中国陶磁器、そしてチベット医学や楽器なども含めて幅広く紹介します。ユネスコ世界文化遺産にも登録されているチベット自治区のポタラ宮や河北省承徳宮をはじめとする、宮殿や寺院に保存されている至宝約120件(うち36件は日本の国宝に相当する国家一級文物)によって、チベットの歴史と文化の精髄をご覧いただけます。 聖地チベット―ポタラ宮と天空の至宝― 十一面千手千眼観音菩薩立像 17・18世紀 (チベット) ノルブリンカ蔵 【国家一級文物】 聖地チベット―ポタラ宮と天空の至宝― カーラチャクラマンダラ・タンカ 17?18世紀 (清代) ノルブリンカ蔵 【国家一級文物】

鈴木友昌 展

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端正に作られた高さ60cmほどの小さな木彫の人物像は、皆ファッショナブルで個性的。一見スタイリッシュな印象ですが、古典的な手法によって作られた作品はその人自身の内面まで現す完成度の高いポートレイトに仕上がっています。 鈴木友昌は、モデルと徹底的に向き合って制作していく方法をとり、目の前のモデルと対話をしながら、素材を自分の腕の中に抱え込んで制作できる大きさの作品を作っているとのこと。シンプルでストレートなその具象的表現技法は、多様なスタイルにあふれる現代美術の中で異彩を放ち注目を集めています。 鈴木友昌 展 「Nicole」、2008年、ライムの木、アクリル 51 x 14.5 x 18 cm また、2010年の後半からイギリス、イタリアを中心に美術館での個展の巡回が決まっており、今後ますますの活躍が期待されます。 本展では、新作彫刻4点を展示。広い空間にぽつり、ぽつりと小さな彫刻が置かれることで、逆に人物の存在がより強調されるインスタレーションとなっています。 今回作品のモデルになっているのは、ミュージシャンを夢見て絶対有名になりたいと語る少女や、路上で洋服を売るイタリア人の青年、元々西洋人のアイテムである背広を自己流にアレンジして着こなすアフリカ系の若者など、これまでの作品同様派手な外見で自分をアピールする若者達です。 けれども彼らは強烈な自己主張をしつつも、本当に夢が叶うのか、異国で自己実現が出来るのか、未来に不安を抱きながら都会で懸命に生きていて、おそらく今後も変わらない生活を送るであろうごく普通の人達でもあるのです。 作家はそのような生き方をしている人々を肯定的にとらえ、作品化していくことで、現代社会の状況を映し出しているといえます。 一体の人物像からその人自身やとりまく環境など、さまざまな背景の読み取れる深い表現力を持った鈴木友昌の木彫作品は、静かながらも鑑賞者に強い印象を与えてきます。 鈴木友昌 展 「Carson」、2009年、ライムの木、アクリル 56 x 17.5 x 10 cm

酸化したリアリティー 群馬青年ビエンナーレの作家たち

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見慣れた景色のなかで、いつも通りの日常を過ごしていても、何かのきっかけで現実に対して違和感を覚えることはないでしょうか。 私たちが直接知覚できる現実は、多様なメディアがもたらす圧倒的な量の情報に飲み込まれ、現実と虚構の区別さえ曖昧になりがちです。私たちは、私たちを取り囲む世界に対して、そして私たちが生きているということに対して、確かなリアリティーを感じられなくなってはいないでしょうか。それは、現代社会が抱える様々な問題のひとつの原因とも言えます。 そんな「酸化した」リアリティーのなかで育った現代のアーティストたちは、作品をつくるという行為そのものに生のリアリティーを求め、また虚構の世界を強固に築くことによって、作品のなかにリアリティーを生みだそうとしているように思えます。 酸化したリアリティー 群馬青年ビエンナーレの作家たち 椎名勇仁《Tuning fork》2009年、モルタル、磁石、砂鉄、アンプ、スピーカー、オーディオプレーヤー、子供箪笥 群馬県立近代美術館では、30歳未満の若いアーティストを対象とした公募展「群馬青年ビエンナーレ」を隔年で開催しています。応募作品は多種多様ですが、毎回、その時々の時代がもつ空気感のようなものを感じ取ることができます。 この展覧会でとりあげるのは、2000年代の「群馬青年ビエンナーレ」において大賞、優秀賞を受賞した7人のアーティストです。彼らの作品には、それぞれが求めるリアリティーがたちあらわれ、それと同時に、現代の若者をとりまく現実が映し出されることになるでしょう。 酸化したリアリティー 群馬青年ビエンナーレの作家たち 笹山直規《accident in the monitor side》2009年、透明水彩、モンバル紙 【出品作家】 江原一幸 えばら・かずゆき(1974- )   群馬青年ビエンナーレ'01大賞 椎名勇仁 しいな・たけひと(1973- )   群馬青年ビエンナーレ'03大賞 笹山直規 ささやま・なおき(1981- )   群馬青年ビエンナーレ'05大賞 SATSUKI さつき(1980- )   群馬青年ビエンナーレ'05優秀賞 大矢加奈子 おおや・かなこ(1983- )   群馬青年ビエンナーレ2008大賞 永田惇哉 ながた・じゅんや(1987- )   群馬青年ビエンナーレ2008優秀賞 松岡圭介 まつおか・けいすけ(1980- )   群馬青年ビエンナーレ2008優秀賞 【展示内容】 絵画、彫刻、インスタレーションなど 50点程度 【関連事業】 アーティスト・トーク 各日午後2時?3時30分 [要観覧料・申込不要] ・1月23日(土)  椎名勇仁・松岡圭介 ・2月20日(土)  SATSUKI・笹山直規 ・3月22日(月・祝)  大矢加奈子・永田惇哉 酸化したリアリティー 群馬青年ビエンナーレの作家たち 大矢加奈子《バスルーム》2009年、アクリル、油彩、カシュー・パネル

人間国宝 濱田庄司展

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民藝陶器の人間国宝(重要無形文化財保持者)である濱田庄司(1894?1978)は,現在の神奈川県川崎市に生まれました。19歳で東京高等工業学校窯業科に入学し、そこで板谷波山に学びます。卒業後、先輩の河井?次郎とともに京都の陶磁器試験場に入り、釉薬の研究に4年ほど携わりました。大正9年(1920)、26歳の時にイギリスの陶芸家バーナード・リーチとともにイギリスのセント・アイヴスに渡り、工芸作家としての活動を開始しました。 1924年に帰国した後、栃木県益子に拠点を移した濱田は、沖縄の古窯「壺屋」で伝統的な技法やかたちを学び、「黍文(きびもん)」や「赤絵」など、濱田の独特な表現を身に付けました。また、民藝運動の中心人物として各地の窯を調査し、その成果を自らの制作にも活かすなど、第一線で活躍した作家です。 人間国宝 濱田庄司展 白釉黒流描大鉢(しろぐすりくろながしがきおおばち) 昭和42年(1967) 川崎市市民ミュージアム蔵 本展覧会は、絵描き志望であった学生時代に投稿した雑誌の挿絵やイギリスのセント・アイヴス時代に制作された初期作品から晩年の作品までの約170点の資料をもとに、濱田庄司の生涯にわたる作品を通覧できる展覧会です。濱田庄司の足跡をたどり、陶芸家として全貌を紹介します。 是非ご高覧ください。 人間国宝 濱田庄司展 柿釉赤絵角瓶(かきぐすりあかえかくびん) 昭和49年(1974) 川崎市市民ミュージアム蔵

魅力再発見! ニッポンの油絵

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油絵(=油彩画)は19世紀後半に日本でも本格的な作品の制作が始まりました。油絵はさまざまな対象を的確に描写することができ、加筆や修正も容易、耐久性にもすぐれています。そうした油絵は日本の近代美術を支える主要な技法となっていったのです。 ヨーロッパで誕生した油絵ですが、画家たちは日本の風土や文化を反映する作品を制作してきました。日本の油絵の歩みをふり返ることは、近代美術のみならず、美術をとりまく社会や歴史について考えることにも通じているのです。 この展覧会では当館の所蔵する油彩画62点(寄託作品2点を含む)を6部のテーマによって展示します。それぞれのテーマは歴史的な展開を追うものではありませんが、20世紀美術における主要な動向をも反映し、近現代美術の歩みを追体験していただく機会となっています。 魅力再発見! ニッポンの油絵 小林孝亘  《HOUSE》 1996年 栃木県立美術館蔵 魅力再発見! ニッポンの油絵 桂ゆき 《マスク》 1970年頃 栃木県立美術館蔵

三沢厚彦 アニマルズ in TOCHIGI

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樟(クスノキ)の大木から彫り出された動物たち。力強いノミ跡を残しながら鮮やかに彩色された作品は、それぞれの動物のほぼ実物大に制作されます。写実性よりもむしろ記憶やイメージにもとづき、作家の現代的な造形感覚が加えられた「アニマルズ」。ライオンやワニ、キリンやユニコーン、シカ、ウサギ、そして犬や猫。かわいらしくも野生味あふれた動物たちが美術館の空間にところ狭しと集う楽しさは、見る者の心をとらえて離しません。 本展では、現在最も注目される作家のひとり三沢厚彦(1961年京都生まれ)の動物彫刻「アニマルズ」シリーズを、新作を含む彫刻30点にドローイングを加え、豊嶋秀樹(gm projects)の空間構成の中でご覧いただきます。 三沢厚彦 アニマルズ in TOCHIGI 三沢厚彦 《Animal 2009-02》 2009年 関連企画(?????の企画の会場は特設アトリエ(栃木県立美術館集会室)です) ?公開制作 日時:1月31日(日)、2月28日(日)、3月7日(日)午後1時30分?2時30分 ?アーティスト・トーク 日時:1月31日(日)、2月28日(日)、3月7日(日)午後2時30分?3時10分 ?[バレンタインデー企画]パフォーマンス「バクとバレンタイン」 日時:2月14日(日)午後2時より(定員:120名 当日9:30から整理券を配布 開場:午後1時)出演:珍しいキノコ舞踊団、the teachers、バク ?ワークショップ「木を彫って人や動物をつくってみよう」講師:三沢厚彦(定員:先着16名) 日時:2月21日(日)午前10時?午後4時30分  申し込み方法:2月14日(日)までに電話にて申し込み(1月24日(日)から受付開始) ?[ホワイトデー企画]トークショー「バクぜんとした話」三沢厚彦with豊嶋秀樹(本展空間構成・gm projects) 日時:3月14日(日)午後2時より(定員:120名 当日先着順) ?公開制作記念プレゼント!(毎回先着30名) 三沢厚彦さんが削った樟のカケラ(木っ端)を特製シートに入れてプレゼント! 日時:会期中の毎週末(土曜日・日曜日)と祝祭日(2月14日を除く)午前10時30分より ?「アニマルズ・カタログ」プレゼント!(先着10,000名) ?「特製アニマルズ缶バッチ」プレゼント!(「アニマルズの?なまえ?をかんがえてみよう!」に参加した方、先着6,000名) ※1 すべての関連企画には入場の際に「ニッポンの油絵」展のチケットの半券が必要です ※2 2月14日(日)はパフォーマンスの準備のため集会室の特設アトリエと展示作品は公開しません 三沢厚彦 アニマルズ in TOCHIGI 三沢厚彦 《Animal 2008-02》 2008年

ルノワール―伝統と革新

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フランスの小説家オクターヴ・ミルボーは、1913年に刊行されたルノワールの画集の序文で、「ルノワールの人生と作品は幸福というものを教えてくれる」と書いています。この言葉は「幸福の画家」という称号をながくルノワールに与え、彼は女性と裸婦の芸術家として親しまれてきました。しかし、ルノワールはその初期から装飾芸術に強い関心を示し、各地を旅して風景画も多く制作しています。そこで『ルノワール―伝統と革新』展では、ルノワール芸術の魅力を4つの章(ルノワールへの旅、身体表現、花と装飾画、ファッションとロココの伝統)にわけ、印象派という前衛から出発したルノワールが、肖像画家としての成功に甘んじることなく、絵画の伝統と近代主義の革新の間で、絶えず模索をつづけた姿をご覧いただきます。 ボストン美術館の《ブージヴァルのダンス》やE.G.ビューレー・コレクションの《イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)》[※大阪展のみ出品]などの代表作をはじめ、初公開作品を含む約80点からなる本展は、国内有数の印象派コレクションで知られるポーラ美術館の特別協力のもと、美術史の新しい視点からルノワールの絵画の魅力を探 り、また本展を機に行われた光学調査により、画家ルノワールの技法の最新の知見をご紹介いたします。 ルノワール―伝統と革新 団扇を持つ若い女 1879-80年頃、クラーク美術館 ©Sterling and Francine Clark Art Institute, Williamstown, Massachusetts, USA 公式サイト:http://renoir2010.com

東京芸術大学大学院 映像研究科 メディア映像専攻 年次成果発表会《Media Practice 09-10》

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東京芸術大学大学院映像研究科メディア映像専攻では、メディア表現の分野において、映像やコンピュータなどメディアテクノロジーのもつさまざまな可能性を探究し、これまでにない表現を追究しています。これらの教育研究の成果を一般公開することを目的として、昨年度に引き続き、メディア映像専攻年次成果発表会を開催いたします。 メディア映像年次成果発表会《Media Practice 09-10》展では、「修士課程修了制作展」「修士課程1年次成果発表」など、メディア映像専攻に所属する学生の成果発表を展示の形態で行います。 メディア映像専攻における教育研究の成果を一堂に会して展示する《Media Practice 09-10》展の開催によって、いま私たちが直面しているメディア表現をめぐるさまざまな動向や問題の相互関連を、学内外のさまざまな人々が読み取る機会となればと願っています。 東京芸術大学大学院 映像研究科 メディア映像専攻 年次成果発表会《Media Practice 09-10》

G-tokyo2010

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アートを観る、買う。その核心に触れる、特別なアートフェア「G-tokyo 2010」が誕生。 「G-tokyo 2010」は、国際規模のマーケットやコンテンポラリーアートのフロントラインで活動してきた15 の現代アートギャラリーが集まり、質の高いギャラリーショウを通じて、コンテンポラリーアートの醍醐味を体感するアートフェアです。 規模ではなく質を追求した新しいスタイルのアートフェア、一般公開は1月30日(土)、31日(日)の2日間(1月29日(金)は招待客のみのファーストチョイス、プレスプレビュー開催)。 「G-tokyo 2010」は、これまで日本国内で開催されたさまざまなアートフェアとは一線を画し、世界規模のアートシーンに参画し、影響を与えてきたギャラリーのみで構成されます。 日本の現代アートの流れを牽引し、国際的なアートマーケットのダイナミズムを肌で知る15 ギャラリーが、明確な価値基準を持つ国内外のコレクターに対して、今まさにアートのフロントラインを形成しつつある作品を提供することを共通の目的として集結しました。 会場には個展もしくは企画展のブースを設け、即売会的な展示にはならないことが特徴としてあげられます。 現代アートの魅力を丁寧に伝えることこそがコレクター層拡大に繋がることを、「G-tokyo 2010」は証明してくれるかもしれません。 【 参加ギャラリー (15 ギャラリー) 、出展内容】 アラタニウラノ オオタファインアーツ ギャラリー小柳 ギャラリーSIDE2 ケンジタキギャラリー 児玉画廊 小山登美夫ギャラリー シュウゴアーツ SCAI THE BATHHOUSE タカ・イシイギャラリー TARO NASU ヒロミヨシイ ミヅマアートギャラリー 山本現代 ワコウ・ワークス・オブ・アート 【 G-tokyo 2010 開催概要 】 主催:「G-tokyo 2010」実行委員会 会場:森アーツセンターギャラリー 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 52F 日時:一般公開 2010年1月30日(土)、31日(日)11:00?20:00     ご招待者のみ 2010年1月29日(金) VIP14:00?19:00 プレスプレビュー15:00? 入場料:一般1000 円(当日券のみ) 特別協賛:エルメス 公式ウエブサイト: http://www.gtokyo-art.com 【 実行委員会メンバー 】 代表:フェリエ 肇子 石井孝之(タカ・イシイギャラリー) 小山登美夫(小山登美夫ギャラリー) 小柳敦子(ギャラリー小柳) 佐谷周吾(シュウゴアーツ) 吉井仁実(ヒロミヨシイ)

新旬会 2010

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3回目となる今展では上野浩平、金丸悠児、瀧下和之、冨川美和子 、門田奈々、山村龍太郎毅望、安岡亜蘭のほか、小木曽誠、小林夏奈子、ますだまや、6月に四季彩舎で個展を予定している沼田月光を迎え新春にちなんだ華やかな作品約30点展覧いたします。 ▼出品予定作家▼ 上野浩平、小木曽誠、金丸悠児、小林夏奈子、瀧下和之、沼田月光、冨川三和五、ますだ まや、門田奈々、山村龍太郎毅望、安岡亜蘭

「エレメント 構造デザイナー セシル・バルモンドの世界」

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セシル・バルモンドは、エンジニアリングの枠を越えて建築家と創造的な協働を行う構造デザイナーです。構造家と聞くと建築家が設計した建築を、力学や施工技術をふまえて物理的に成り立たせ、建築に丈夫な骨組みを与える技術者という、縁の下の力持ちとしての存在がイメージされるでしょう。 しかし、バルモンドの仕事はそこにとどまりません。「丘の上に空飛ぶ絨毯のように家を飛ばしたい」「運動がみなぎる四角の箱をつくりたい」― 建築家から寄せられる様々なリクエストに独自のアプローチで挑み、世界中の建築家から期待と信頼が寄せられています。 「エレメント」構造デザイナー セシル・バルモンドの世界 ポンピドゥ・センター、メス 2004- 協働:坂茂+ジャン・ドゥ・ガスティーヌ+フィリップ・グムチジャン スリランカに生まれ育ち、アフリカ、ヨーロッパで科学、数学、建築を学んだバルモンドは、イギリスの構造設計会社アラップに加わり、以来レム・コールハース、伊東豊雄、アルヴァロ・シザを始め名だたる建築家と組んでさまざまなプロジェクトを手掛けてきました。東京オペラシティアートギャラリーで2006年に開催した展覧会「伊東豊雄 建築|新しいリアル」の中ではプロジェクトのひとつ「サーペンタイン・ギャラリー・パヴィリオン 2002」をご紹介しました。正方形を入れ子状に回転させたパターンで構成されたこのパヴィリオンは、建築構造そのものが建築の形であり、デザインでもあるのでした。 バルモンドが生み出す新しい幾何学は、建築を従来の四角、三角、円を基本とした静的で閉じたものから、複雑さをはらんだ動的で有機的なものへと飛躍させ、現代建築の可能性を大きく開きました。最新のコンピュータ技術と施工技術を駆使しながらも、バルモンドの思考の原点は私たちにも身近なものの中にあります。太陽を求めて回転しながら成長する植物、枝分かれする葉脈、燃えさかる炎のゆらめき、刻々と変化する陽の光。自然の特性に注目し、その豊かで美しい秩序を構造デザインに採りいれるバルモンドは、建築に脈動、鼓動を与えて命を吹き込みます。 「エレメント」構造デザイナー セシル・バルモンドの世界 サーペンタイン・ギャラリー・パヴィリオン2006、ロンドン 2006 協働:レム・コールハース photo:Christian Richters バルモンドがデザインする構造はその建築を訪れる人びとの奥底に眠る原始的な本能を呼び覚まし、感覚と知性を刺激します。自然の形を単に模倣するのではなく、その根源にあるものを抽出して広がりを持った幾何学へと展開するバルモンド。展示室をいっぱいに使ったインスタレーションによって、バルモンドがひらく建築の新しい世界を体験して頂きます。 「エレメント」構造デザイナー セシル・バルモンドの世界 Danzer(ダンザー) 2009 photo:Alex Fradkin

色彩の詩人 脇田和

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脇田和(1908~2005)は東京に生まれ、15歳で渡欧、17歳でベルリン国立美術学校に入学して、人体デッサンや版画の技術を学びました。1930年に帰国後、新進気鋭の画家として活躍を始め、小磯良平や猪熊弦一郎らとともに新制作派協会(現・新制作協会)を創立しました。戦後はヴェネチア・ビエンナーレなどの国際展に出品するなど国内外で活躍し、97歳で亡くなるまで制作意欲は衰えることなく、豊かな色彩感覚が画面に響く作品を残しています。子どもや鳥、花といった身近なモチーフに温かい眼差しを注ぎ、一貫して愛する世界を描きました。 色彩の詩人 脇田和 《一つ咲く花》1996年 脇田美術館蔵 本展では、脇田美術館の作品を中心に、ベルリン留学時代の作品を含む初期から晩年までの油彩の代表作約50点、素描、版画など約10点を一堂に展示し、独自の美意識で作品を描き続けた脇田和の世界を紹介します。 色彩の詩人 脇田和 《ボスの花器》2003年 脇田美術館蔵

イタリアの印象派 マッキアイオーリ

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19世紀イタリア。リソルジメント(国家統一運動)の熱い機運に呼応して、自由と独立の理想を掲げた反アカデミスムの芸術運動が各地で起こっていました。そのなかのひとつ、1850年から60年頃にかけてトスカーナ地方で興ったのが、マッキアイオーリ(マッキア派の画家たち)です。 当時フランスでは印象派の画家たちが自然主義的な新しい表現手法を模索していましたが、自然界の光や色彩、明暗が織りなす関係(=マッキア)を追求した彼らの試みはまさに「イタリアの印象派」そのものでした。 本展では、日本初公開の作品を含む60点あまりの絵画と彫刻作品により、風景や日常生活、戦場の兵士たちの姿などを、詩情豊かな画風で描いたマッキアイオーリの活躍をご紹介します。 イタリアの印象派 マッキアイオーリ テレマコ・シニョリーニ 《セッティニャーノの菜園》 制作年不詳 油彩、カンヴァス 個人蔵 本展は、1850年代イタリアに生まれた、フランス印象派に先立つ先進的な芸術運動「マッキアイオーリ(マッキア派)」の作品を紹介するものです。フィレンツェのピッティ宮殿近代美術館や、リヴォルノの市立ジョヴァンニ・ファットーリ美術館をはじめ、イタリア各地の美術館・コレクターが所蔵するマッキアイオーリの代表的作品63点が一堂に会します。 マッキアイオーリの作品は、1979年に「イタリア印象派展」として新宿・伊勢丹美術館で紹介されていますが、今回展示される作品のうち50点以上が本邦初公開です。 マッキアイオーリを代表するジョヴァンニ・ファットーリ(1825-1908)、シルヴェストロ・レーガ(1826-1895)、テレマコ・シニョリーニ(1835-1901)を含め、20名の作家を紹介します。 イタリアの印象派 マッキアイオーリ シルヴェストロ・レーガ 《ジュゼッペ・ガリバルディの肖像》 1861年 油彩、カンヴァス モディリアーナ、市立ドン・ジョヴァンニ・ヴェリタ美術館蔵





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